子どもと読むlog/おうち読書

「座右の本」をさがす主婦です

【読書ノート】『12歳』思春期の娘をもつ全母に送る物語

こんな人にオススメ

  • 思春期女子(もしくはそに前後の女子)
  • その周りの大人
  • かつて思春期女子だったこともあったあなた

なぜそんなにも12歳の気持ちがわかって、しかも正しく表現できるのか

悲しくなるくらい思春期の頃のなんとも言えなかったあの気持ち思い出して、ホンモノの思春期女子の隣で感激する4◯歳主婦。

 

ちなみに、わたしが12歳だったらこの物語の良さはまだわからなかったと思われます。

 

急にイライラするような、猛烈に悲しくなるような、何にでもなれる気もするけど何にもなれない気もする、みたいな。あの時の感じ、あー言葉にするとこういう感じだったんだな〜と思わせてくれる物語でした。

 

子どもにしか感じられない気持ちを、子どもには表現できないであろう言葉で、静かに正しく物語にする椰月美智子さんてすごい。

 

これは児童書であり、育児書である。などと思ったのでした。

 

※椰月美智子さんの『静かな日々』は座右の書に認定され本棚に並んでおります。